テラレイドバトルの仕様(多分最終結論)

テラレイドバトルについて仕様がほぼ判明しましたので、能力値の仕様とレイド用の対策ポケモンを考える際に押さえておきたい行動パターンの仕組みをまとめてみました。

テラレイドバトルの能力値

通常レイド

★:HP倍率-Lv-Vの数
★1:5倍 - Lv12 - 1V
★2:5倍 - Lv20 - 1V
★3:8倍 - Lv35 - 2V
★4:12倍 - Lv45 - 3V
★5:20倍 - Lv75 - 4V
★6:25倍 - Lv90(捕獲後Lv75) - 5V

戦闘中の能力値はそのポケモン個体値&性格が反映されます。
★6のポケモンのみ特定の能力値に努力値が振られた状態になります。

防御:一部のポケモンを除き128
特防:全てのポケモンに128

★6レイドで防御の努力値が0のポケモン
エーフィ, カイリュー, ガブリアス, ギャラドス, グレイシア, コータス, サンダース, シャワーズ, ジバコイル, ニンフィア, ハピナス, バンギラス, ブラッキー, ブースター, ペリッパー, ボーマンダ, ヤドキング, リーフィア

イベントレイド

★5までが出現するイベント
基本的に通常レイドと同じ条件になりますが、一部のイベントではHP倍率が異なる場合がありました。種族値が低いポケモンの場合に倍率が高くなる事があるようですが、ワッカネズミは通常の倍率と同じでしたので運営の人の気分次第といった所でしょうか。

★4イーブイ:15倍 (通常12倍)
★5イーブイ:25倍 (通常20倍)
★5デリバード:25倍 (通常20倍)

★7レイド(さいきょうレイド)
6Vが確定、HP倍率等はイベントによって異なります。

リザードン:25倍
エースバーン:30倍
ゲッコウガ:30倍
ピカチュウ:50倍、H252、A4、C252、特殊なテラスタルシールド
ピカチュウ以外に努力値は振られていない

最強ピカチュウのテラスタルシールド
非テラスタル:1% (通常20%)
不一致テラスタイプ:70% (通常35%)
一致テラスタル120% (通常75%)

テラレイドバトルの行動パターン

相手が攻撃技を使う場合は命中率に関わらず、基本的には一番与えるダメージが大きい技を優先して使用して来ます。(技の種類によっては低確率でダメージが低い方の技を使ってくる場合もありますが、ダメージ最大の技より優先して使われる事はありません。ただし確定で追加効果が発動する技である「ローキック」や「ほっぺすりすり」等、ダメージが低くても優先的に使われる例外の技もあります)

例)最強ゲッコウガ→HCヤドランへのダメージ
つじぎり→134~158
ハイドロポンプ→73~87
つじぎり(B+2)→66~80

「てっぺき」なしだと「つじぎり」を使用されますが、1回「てっぺき」を使うと「ハイドロポンプ」を使うようになります。相手が両刀の場合、上記のヤドランの例のように努力値調整や積み技次第で使われたくない技を弾く事が可能になる場合があります。

トリトドンへの「なみのり」等、特性で無効化される場合ですと、1回目は特性を考慮しない時のダメージで判断され使ってきますが、1回無効化された後はその技は無効と学習して使ってこなくなります。(特性を消されたターンは除く)

変化技も含めた場合の使用優先度は不明。技ごとに使用率が設定されているのではないかと思います。状態異常にする技が有効な場合は優先して使ってくるような気がします。こちらも攻撃技と同じで特性で無効化されると基本的には使ってこなくなりますが、一部例外が存在していて特定の相手をはめる事もできるようです。

「ちょうはつ」を「アロマベール」で防がれた場合、「アロマベール」のポケモンには次のターンからは使ってこなくなりますが、他のポケモン相手には次のターンからも「ちょうはつ」を使用してきます。「スイートベール」に対する眠り技も同様ですが、「あくび」に関してはなぜか「スイートベール」のポケモン相手でも引き続き使用してくるようです。無効化とは少し違いますが「ゆきげしき」持ちのポケモンはすでに「ゆき」状態になっているにも関わらず何度も「ゆきげしき」を使ってくる謎の挙動があります。

特性とは違い効果を無効にする道具は認識されないようです。「ぼうじんゴーグル」を持たせると無効にされた後も「キノコのほうし」を使われ、「クリアチャーム」や「おんみつマント」を持たせると追加効果目当てでダメージが少ないにも関わらず「ローキック」を優先して使い続けるようです。

無効にする道具とは逆で各種タイプ半減きのみや「とつげきチョッキ」等ダメージを変動させる道具は初めから認識しているようで、道具込みのダメージが大きい技を優先して使用してきます。半減実は低確率で弱点技を使われない限りは発動せずにずっと他の技を誘導できるので持たせ得ですね。

※これらの挙動はモルフさんより情報提供をしてもらいました

★6レイドの努力値振りについて

前回の調査である程度分かっていたのですが、条件をほぼ特定できたと思いますのでその経緯を書いてみます。

レイドバトルについて詳しい情報を調べようと思った事がある方はご存じかと思うのですが、『hyperWiki』さんの「テラレイドに出現するポケモン」にかなり詳しくまとめられています。(いつもお世話になっております)

該当ページには覚えている技や行動パターンが全てまとめられており、ステータスも掲載されています。例えば前回検証したヤドキング★6のステータスはこのように掲載されています。(2023/03/01現在)

6775-140-149-185-203-87

これは全ての個体値が0のヤドキングLv90(性格補正無し)のSに努力値を128振った値と一致しています。(他のポケモンも素早さ等に努力値が入っています、HPは25倍すると一致します)

ヤドキング Lv90
個体値:0-0-0-0-0-0
努力値:0-0-0-0-0-128
能力値:271-140-149-185-203-87

前にこのリストのデータを見た時は実機で★6レイドのS努力値は無振りという事を知っていたため、解析結果と違い実機では努力値は0になるのだとうと思いそれ以上は詳しく考えなかったのですが、前回の調査で特防や防御の努力値振りが確認できたため、改めてリストの値を詳しく見てみました。するとExcelで計算した個体値0(無補正)のLv90時点の能力値と比較した場合に以下のような値になってる事が判明しました。

・一部を除き防御に努力値が128入っている
・必ず素早さに努力値が128入っている

なんかどこかで見たような値が出てきました。自分の調査と照らし合わせると掲載されているリストでは素早さに努力値が入っていますが、これは間違いで特防に振られているのが正解のような気がします。★6で防御に努力値が入っていないポケモンを抽出して↑に書きましたが、これは自分の検証結果と一致していました。『防御の努力値はランダムではなくポケモン毎に振る振らないが予め決まっている』が正解のようです。

コメント欄のやりとりの経緯を見てみますと最初は特防に努力値が振られていてデータが合っていたようなのですが、戦闘中は個体値が0になると思った方が実際に確認した素早さから素早さ努力値が128ではないかと指定しており、管理人さんがその意見を正しいと勘違いして特防と素早さの努力値を入れ替えてしまったのではないかと予想されます。個体値0努力値128≒個体値31努力値0(実際は個体値31努力値4と同等)なため起こってしまった勘違いかと。(勘違いの元になるのでS検証は~で先制したからではなく同速の先攻後攻ランダムで確認で行いましょうね)

という事で解析データと自分の調査結果から判断して↑の情報で間違いないかと思います。『hyperWiki』さんにはイベントレイドの情報も掲載されています。掲載されている★7のポケモン個体値31&努力値込み&性格無補正のものになっているようです。
最強ピカチュウのデータは自分の調査結果と完全に一致しておりました。特攻252はともかく、HP252とHP50倍、攻撃4を実機の検証で見破ったのはすごくないですか?過去のイベントのHP倍率も自分の調査と一致していました。(リザードンのHP25倍等)

今回判明した情報は計算ツールに反映させておきました。前とは若干操作方法が違いますが、まあ見てもらえれば分かるかと…(いい加減説明書を作りましょう)今回まとめた内容が仕様とみてほぼ間違いないかと思いますのでとりあえずの最終結論としておきます。

参考サイト

hyperWiki
ポケモンWiki